競売物件についての知識を
まとめてみた!

物件明細書

 競売物件についての権利関係がまとめて記されているものが、物件明細書です。競売物件を手に入れた後に引き継ぐ必要がある賃借権があるのかどうかが記載されているため、その後のトラブルを避けるという意味でも必ずチェックしておきたい書類の一つだと言えるでしょう。その他の権利関係についての記載も十分に調べておくようにしてください。

 では、賃借権が有るという場合にはどうすれば良いのでしょうか。賃借権が有る状態というのは、その物件を借りている人が存在するということです。つまり、その人を物件から追い出す必要があります。そのためには交渉が必要ですが、生活している人を他の場所へ移動するのは極めて難しいです。そのため、弁護士などの外部の機関を頼るということも珍しくありません。また、そのための理由も必要となります。

 さらに、土地と建物を両方手に入れることが出来ればよいですが、土地か建物、どちらかしか買い受けることができなかった場合には、その建物に底地を使用できるのかということも記載されています。底地については法律的にも人情的にも非常に難しい権利関係が関わってくるため、こちらに関しても非常に高い知識が必要となるのです。

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